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二拠点生活解消

この度、神奈川と山梨の二拠点生活を解消することにしました。
理由は、神奈川の田んぼに集中したいからです。

県をまたいだ拠点が複数あることが負担になったので
神奈川に集約することにしました。

山梨で築いた人間関係や家、畑、
せっかく取得した保健所の許可など
諸々を手放すことは、
かなりの痛みを伴いましたが、出戻ります。

思えば、家族への反抗心から始まった二拠点生活でした。

自宅の庭を「食べれる庭」にしたくて、
家の青い芝生を引き剥がして
小さな畑を作って子供と喜んでいると

なぜか舅が、消防法がどうとか、土は汚れるだとか、
庭を畑にすることに口を出して来たことが発端でした。

同居でもない、ましてや自分の家なのに窮屈だなと思いつつ、
気にはしながらも、広がる夢には逆らえず
次は雨水タンクをつけようと動いていると

家の保障に差し支えがあるから、傷はつけないでくれ

と、最初は賛成していた夫も反対しだしたのでした。

せっかくの持ち家なのに、賃貸みたい。
とフラストレーションが溜まり

もう発火してしまった畑欲が収まらず
むしろ、反対されたことによって
却って火に油が注がれた状態となったので
起爆剤にして近所に畑を借りたら

生きた心地で湧き立ってくるし
種も収量もどんどん増えるし
遂には土地が足りなくなって
もっと広い農地が欲しいと探し始めると

神奈川で農地を借りることは難しい現実を突きつけられて
それならばと、蒔ききれない種を抱えて、
大好きな山梨まで足を伸ばしたのでした。

そこで耕作放棄地を借りて、
事務所を借りて、
営業の届出もして、
活動していたわけです。

私は、自分の自由にできる、自分だけの居場所が欲しかったんです。
誰にも口を出されずに、思いきりやってみたかったんです。

それが家でできないのなら、他を探してそこで実現するまでのこと。
そう思ってやってきました。

身内に理解されない、応援されない怒りさえ
エネルギーとなって私を動かしてくれました。

それが、去年の末
離婚覚悟の盛大な夫婦喧嘩で事態が反転してしまったのです。

数年越しに、家族からの理解と応援が入ってきたのです。
これには思わず、力が抜けるような感覚を味わいました。

反対に慣れていたので混乱しました。

夫に

庭に果樹も植えよう

と言われても、
素直になれずに「今更なんだよ」という思いも抱きました。

すると、立て続けに
神奈川での田んぼの話が舞い込んできたのです。

これは、即断でした。
ずっとやりたかったことが叶うのですから。

しかも、あれだけ難しいと言われた神奈川で田んぼです。
マコモの田んぼも、畑もあるのです。
拍子抜けする事態です。

せっかく山梨でここまで築いたのに、もったいない

まだできることはあるんじゃないかという未練と、
出戻ることへの敗北感と
大好きな土地と離れることの寂しさでかなり悩みましたが、

追いつかないのは心だけで
目と腹ではこの先どうしたいか定まっていました。

何より、踏ん切りがついた一番の理由は、
自力の限界を知れたことでした。

夫に反抗して、人を遮断して
頑なになって自力を振るうことで進められる
限界値を見たからです。

そしてつい先日、姑に

私も田んぼやってみたいわ

と言われたのは、衝撃でした。

これでやっと、大手を振ってできる。
家族の協力を得られるんだと、嬉しくなりました。
今、長い反抗期を終えたような心境です。

形には残らなくでも、
自分に培われた知識と経験という財産は確かにあるはずだから
これを力にして、

今度は、家族の協力を得て、人の力を借りながら、
地域の方々や世代を超えた人と関わりながら
思い描く豊かな世界を、ここから築いていこうと思います。

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