先週、籾摺り(もみすり)まで終えて
年内の田んぼでの作業は終了しました。
そして今、持ち帰った玄米を
ひたすら選米しているのですが
この作業が地味にしんどいのです。
まずは、ふるいにかけて
欠けた屑米(くずまい)やゴミを取り除きます。


その後、黒くなった玄米や
虫の影響で斑点が出た玄米等を
取り除くのですが
判別が色のため、目視で作業する他なく
薄く広げて
一粒ずつチェックしているわけです。

選別された綺麗な玄米1kgにするのに
1時間・・・
田んぼの広さは1畝なので
20kg程度の総量なのですが
それでも、一粒で捉えると
長い道のりです。
もはや儀式です。
昔、
ご飯粒を残すと目が潰れる
と教わってきましたが
食の大切さは分かるとしても
お米作りと目がどう関係するのか
イマイチわかっていませんでしたが
今なら分かります。
この選米の儀で
私の目はチカチカチカチカしているのです。
こんな大変な作業が
米作り88工程の最後に
トドメのようにあるなんて
脱穀&もみずり完了で喜んでいた自分を
青く感じるほど、
聞いてないよ~
と叫び出したくなる心境で
今お米と向き合っています。
最初は眺めていただけの子供たち
黒いお米はちょっとな~
と言っていたのに
いざ手伝い始めると
黒い部分、少しくらいあってもいいんじゃない?
市販のお米、どんだけ捨ててるんだろう
一粒一粒の重みを感じる
と、手を動かして初めて分かる
『ご飯粒のありがたみ』を
しっかり体感できたようです。
そして意外にも、
この作業が一番向いていたのは
夫でした。
この作業好きかも~
と驚くほど真面目に選米の儀に加わっています。
私が田んぼで脚を痛めて
できなった代かきも
この作業好きかも~
と、楽々とこなし
拍子抜けしたことがありましたが
この選米の場面でも、
正反対の性格に助けられるとは
思いもしませんでした。
年間のお米作りを通じて
一番変化したのは
紛れもなく私たち夫婦でしょう。
私が始めたお米作りに
夫が助っ人で参加することになって
和解が起こり
助けられて感謝が生まれ
協力されることの嬉しさを感じながら
1年間やりきって
今、手元には8種類の玄米が確かにある。
(内5割が餅米)
これで、お正月用のお餅を一緒に作ろうと
夫が必要な道具を準備してくれています。
いまだ戸惑う事態ですが
やっぱり嬉しいのです。
田んぼには、
家族関係を強固にする作用が
あるのかもしれません。
