怪我の功名

慣れぬ田んぼ作業で
股関節を負傷してしまいました。

そのため、
田植え前の耕運機作業
『代かき』ができない。
※しろかき:田んぼの土と水を撹拌する作業

すると、まさかの旦那登場!
実は我が家は、夫婦の価値観が真反対です。

野菜は買った方が安い!
家の庭でやるな!
土は汚い持ち込むな!
草刈りは除草剤でよくないか?

などなど

つまりは、畑も田んぼも
ノータッチどころか、
対抗勢力とみなしてました。

(それが起爆剤となっていて
私の底力を引き出してはいましたが)

それが、なんと先日
怪我で動けぬ私に変わって
初めて田んぼに参加したのでした!

田んぼに旦那がいる不思議な光景。
心の中は、その感動よりも
耕運機をやってもらえることの
肉体的な楽さが優っていました。

重い機械仕事を男手に頼ると
こんなにも楽なのか!!!

と、その楽さ、軽さに
肩の力が抜けたのでした。

旦那は、やり始めたら楽しかったようで
2回でいい代かきを6回もしてました。

お陰で、田んぼの土は
水の中でこし餡のような滑らかさ。

足を踏み入れても
さらさら、とろとろで、
なんとも、歩きやすい。

足裏でその感触を踏みしめながら
10数年来の恨みつらみまで
溶けていくようでした。

帰り際、

「俺、田んぼ向いてるかも」

と、ドヤ顔で言われた時は

どの口が言ってるんだ?!

と呆気に取られ
「ありがとう」が、出てこない。
「お疲れ様」は言えるのに。

こんなに難しいセリフだったっけ?
と思うほど、

「言ってやるもんか」が出てきて
なかなか素直になれない。

内心で葛藤しながら
ようやく

今日はありがとう

を言えたのは夜になってからでした。

私にとっては、
これが一番の重労働だったようです。

この記事は役に立ちましたか?
もし参考になりましたら、下のボタンで教えてください。

関連記事