イヤシロチ

土地には3種類あると
言われています。

  • 弥盛地(イヤシロチ)
  • 気枯地(ケガレチ)
  • 普通地(フツウチ)
弥盛地(イヤシロチ)人や植物の生育が良くなる、氣の良い土地
気枯地(ケガレチ)生育悪く氣が沈む土地
普通地(フツウチ)中間的な土地

畑をしていると、
そのイヤシロチに憧れを抱いて
土がいい所、水が良い所を
外に探し求めていました。

それが今、二拠点生活を解消して
自宅の庭作りを
プロの庭師にお願いして思うことは

ここが私のイヤシロチなんだ!

という実感です。

老舗造園会社の
職人さん達の庭仕事を
カーテン越しに眺めながら
私は日々癒されています。

このまま工事が終わらなくても良い

そう思えるほど
プロの仕事ぶりを見ていたいのです。

植物の扱い方
物の置き方
作業音
仕事の手際・・・

敷き詰める数多のレンガも
一個一個水平を測って
カーブに合わせて削りながら
丁寧にセメントを塗って、
布で拭き上げていく。

丁寧なのに、無駄なく早い。
見ていて惚れ惚れするのです。

指示もなく、
数人の職人さん同士で
狭い庭の中をあ・うんの呼吸で
黙々と作業する。

地下足袋姿の職人さん達が
醸し出す氣と、

丁寧に扱われているもの達に宿る氣が
何とも心地良く

まるで、私自身が
大切にされているかのように
感じられるのです。

真面目な仕事には
人を癒す力があるようです。

畑エリアの土の底には
自家製の炭を敷く予定でいました。

それは、土に炭を敷き詰めると、
ケガレチもイヤシロチになると
教わったからです。

(水はけが良くなり、
微生物の棲家にもなるので
土が活性化することが理由)

それに倣って、
炭の準備をしてはいましたが

これは、炭を撒かずとも
もう既に、イヤシロチではないか
と気づいたのです。

一つ一つの過程を丁寧に
積み重ねられた人の仕事の上に

手放した畑のコンポストの土や、
育ててきた植物、
畑のこぼれ種、
そして、自分たちで一つ一つ選んだ
新たな苗や木が加わる。

関わった人、植物、物、土が
大切に扱われて

完成を待たずとも
私はここで既に癒されている。

どこを切り取っても
思い出と、
人の手の温もりが宿る庭。

あぁ、ここはもう
私にとってのエデンです。

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