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庭に薬がある!

額にホーリーバジルの葉を
貼り付けながら
夫が庭を眺めてそう言った。

朝から酷い頭痛で
いつものごとく市販の薬に
手を伸ばそうとしていた夫に

庭のホーリーバジルを摘んで
ふざけ半分で
夫の額に貼り付けてみたのだ。

昔、祖母が頭痛の時に
額にきゅうりやら梅干しやらを
貼っている姿を思い出して
急に試してみたくなってのこと。

別に葉は何でも良かった。
ただ、雨に濡れたホーリーバジルが
光って見えたから選んだだけ。

(薬効を持ち出す必要のない場面は多々ある)

それ以外にも、適当に摘んだ葉を
白湯に浮かべて飲ませてみた。

すると、
あれだけ毛嫌いしていた
ハーブティーを口にして
「美味い」と一言。

さらに数十分後、

すごい、なんか頭痛が和らいできた

と驚きながら、
先のセリフを言ったのだ。

庭に薬がある!

(いやいや、ずっとあったよ)

そう思わず突っ込みたくなったけど
その言葉はつぐんで、

同じことをしていても、
否定されたり、
拒まれたり、
時に賛同されたりするものらしいと
夫を眺めながら思っていた。

一方、私はというと
こだわっていた「無農薬」や
「昔ながらのやり方」をやればやるほど

かえって

農薬や機械が進化した必要性

も身をもって体感している
今日この頃。

泥臭く作業をしながら

農薬も機械も、
こりゃ画期的だったんだなぁ

と進化が肯定的に見えてくるという
逆転現象が起きているのだ。

それは、手持ちのカードが
増えるような感覚でもあり、

闇雲に毛嫌いしたり、
恐れていたものと「和解」して、
心にスペースが空く感覚だ。

さらに、その否定してきたもので
「誰かが救われた」一面が分かると

今まで握りしめてきた
価値観やこだわりさえ
優しく壊れていく。

その上で、
何を選ぶか自由であることは、
純粋に嬉しい。

きっと、これが
私に起きている変化だろうな。

価値観の違いを
切り捨てるのは簡単だけど

こうして、日にち薬を塗りながら
腐れ縁の中に光る
砂金のようなものを見つけていきたい。

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