長男、サッカー遠征でスペインへ出発。
まだ小さい体で
大きなスーツケースを引きずって
恥ずかしいからここでいいと、
空港に着いたら即バイバイ。
一人で集合場所まで行っちゃって
後ろ姿しか写真撮れなかった。
呆気なく取り残されて
私は急に寂しくなった。
20時間以上のフライト
知らない土地での束の間の生活
健康も安全も
心配したところで
親ができることなんて何もない。
手を出しようもない。
12才でなんだか、突然
子離れが起きたみたいだ。
いると、手がかかるし生意気だし
最近は喧嘩ばかりだけど
遠くへ行ってしまうと
ただただ寂しいもの。
半月で帰ってくるというのにこの有様。
自分が飛行機乗るとか、海外行くとか、
正直大した不安なんて起きやしない。
楽しみの方が勝るから。
だけど、親になって見送る立場になると
こうも違うものかと突きつけられてる。
行く立場と見送る立場、
子ども心と親心。
心配なのと
寂しいのと
成長が嬉しいのと
色んな感情が入り混じって
喉の奥で渋滞してる。
ごちゃごちゃしてて
うるさくて
揉みくちゃで
煩わしくて
自分の時間がないと
嘆く日常が、
本当は束の間であるのを垣間見た。
みんなこうして巣立つんだ。
その事実を知って
急に、今までの日常が愛しくなった。
飛び立つ空に、祈りを込める。
勝ち負けとかどうでもいいから
無事で帰ってきてほしい。
親が願うことなんて
ただこれだけなのです。
